しその実を塩漬けに。作り方をご紹介

しその実を塩漬けに。作り方をご紹介

すっかり秋も深まり、夏の間お世話になりっぱなしだった紫蘇も葉。
葉に厚みが出て、もう食べごろは過ぎてしまったなと思っていましたが、咲きだした花が可憐でかわいらしく
そのまま抜かずに植えっぱなしにしておきました。

その花もしばらくは刺身のつまなんかにして活用していたのですが、どんどん花をつけては実になっていきます。

紫蘇の花。
しその花。花が咲き終わると実がぷっくりとしてきて長さも伸びていきます。

せっかくだから漬けてみた

たくさん実ったしその実。しそを抜いてしまう前に収穫して、塩漬けにしてみることにしました。
市販のしその実のお漬物は食べたりするけれど、家でしその実をつけてみるのは初めてなので、うまくできるかドキドキします。

まずはしその実を収穫

収穫時期は花が咲き終わり、しその実がしっかり伸びたころ。時期を過ぎると実が茶色くなってきます。収穫時期の目安は9月中旬~10月中旬頃のようですが、我が家のしそはちょっと成長が遅いのか、この写真の時点で10月末。立派な実がありつつも、まだまだ柔らかそうな花もたくさん咲いていました。もう少し遅く収穫してもよかったかも。

15センチくらいに伸びた、ぷっくりとした穂紫蘇を収穫していきます。
ボールにいっぱい取れました。

しその実を塩漬けに。作り方をご紹介

茎からしその実を外す

ボールに張った水の中に穂紫蘇を入れて、水洗いします。実が外れてしまったらもったいないなと思って、やさしく押し洗い。水を変えながら何度か洗います。

洗った穂紫蘇は、穂をしごくように茎から実を取っていきます。うっかり素手でやってしまったのですが、指先に色素がついて茶色っぽくなってしまいました…。指先の香りもしそのさわやかな香りとはいかなかったので、ビニール手袋をした方がよいかも。

茎からしその実を外す

しその実のあく抜きをする

しその実にはあくがあるらしく、しっかりあく抜きをしないとダメだそうです。
調べてみるとあく抜きの方法は人それぞれ。よく見かけた方法を3つほどご紹介です。

・ 沸騰したお湯に塩を入れ、さっと湯がく → 色よく仕上がる
・ 一晩、水にさらす → 風味良く仕上がる
・ 塩でもんで水にさらす

どうやらあく抜きの仕方によって仕上がりが違ってくるようです。今回は時間はかかりますが、風味良く仕上げたくて水にさらすことにしました。
細かなごみが浮いてくるので、ざるで濾しながら何度か水を替えます。

しその実のあく抜きをする

最後は水気を切り、塩漬けにすればOK

あく抜きしたしその実は、キッチンペーパーに広げしっかり水気を切ります。
そして、しその実の重さの10%の塩をまぶして漬ければ完成です!

最後は水気を切り、塩漬けにすればOK

おにぎりや冷奴に。プチプチ感と香りがたまらない

一晩漬けたしその実、まずはおにぎりにしていただきました。
色よくは仕上がらなかったものの、プチプチとした食感としその実の香りが食欲をそそります。なんておいしいんだろう。

そのほかにも冷奴の薬味にしたり、大根おろしにちょっと添えてみたりと食べていたらあっという間になくなってしまいました。一番の手軽でおすすめな食べ方は、炊き立てご飯にふりかけのように散らして食べる!です。穂紫蘇の季節は過ぎてしまっているかもしれませんが、来年の手仕事の参考にしてもらえたらうれしいです。

おにぎりや冷奴に。プチプチ感と香りがたまらない
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暮しと、道具と、手仕事と

大切に使い続けることのできる道具と、彩りを添える手仕事で、
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