雨の日の手仕事。魚のおかずを仕込む

せっかくの週末なのに雨。
外遊びの予定もなくなってしまったので、近所の魚屋に行きました。
そこで見つけた200円でたっぷり入った豆アジと、10匹500円のイワシ。
いつもはちょっと面倒で買うのをやめてしまうのですが、予定もないので魚をさばいておかずのストックを作ることにしました。

初めてでも大丈夫、魚をさばくのは意外と簡単

魚をさばくって、普段やらないとハードルが高く感じますよね。
ここ最近は魚をさばくようになりましたが、ちょっと前までは難しそうだしキッチンが汚れるし、と魚をさばくことはしていませんでした。魚をさばいた記憶ははるか昔、家庭科の授業でやったイワシの手開きだけ。でも、ふと気が向いてさばいてみたら、意外と簡単だし、何より安くおいしい魚が食べられることに気づいてからは、月に一度の頻度で魚をさばいています。

豆アジとイワシは初心者&子供におすすめの魚

今回の豆アジとイワシの下ごしらえは包丁を使わずに手だけで下ごしらえができます。
不慣れな魚をさばくのに、危なくないのでおすすめです。子供と一緒に作業すると食育にもつながりますね。

豆アジは唐揚げと南蛮漬け用に

下処理した豆アジ。200円でボールいっぱい、お得感がすごい。

こちらが下処理した豆アジ。久しぶりにさばいたので、すっかりやり方を忘れてネットで調べながらの作業でした。のんびりテレビを見ながら1人で15分くらいの作業。
200円でボールいっぱい、お得感がすごい。たまに混じっているサバやイワシを見つけるのも楽しいです。シラスに交じっているたこやエビを見つけるのと同じ喜び。

唐揚げは酒、しょうゆ、生姜で下味をつけ、南蛮漬けは塩コショウで下味をつけます。そしてジップロックに入れて冷凍しておけば、おかずストックの出来上がり。味付けもジップロックの中でやれば、ボールなどの洗い物も出ないから簡単です。

豆アジの南蛮漬け。薬味もたっぷり載せて初夏の味をプラス
豆アジの南蛮漬け。薬味もたっぷり載せて初夏の味をプラス

イワシは幽庵焼きに

イワシは包丁で処理しましたが、こちらも15分もあれば作業完了です。鱗と頭を落として、内臓を出して軽く水洗いしただけ。こちらもジップロックに入れて、幽庵焼きの味付けをして冷凍します。

幽庵焼き(ゆうあんやき)は、酒、しょうゆ、みりん、ゆずで味付けします。ゆずはあればで大丈夫。1:1:1で合わせたつけダレにつかればOK、簡単おいしいレシピです。
”幽庵”はいろいろな字を当てるようですが、レシピを考案した昔の人の名前だそうです。きっとすごい食いしん坊だったんでしょうね。

イワシの幽庵焼き。おいしい焦げ色になるように注意しながらじっくりと。
イワシの幽庵焼き。おいしい焦げ色になるように注意しながらじっくりと。

魚をさばくパターンは一緒、覚えるとだいたいさばける

魚をさばくって、実はほとんどの魚で手順は一緒なんです。
鱗と頭を落として、はらわたを出す、あとは二枚や三枚におろす。ただそれだけ。

一度その内容を覚えてしまえば、大体の魚はさばけます。あとは魚の大小や、骨が太くて頭が落としづらいとかそのくらいの違い。まずはアジなどのちょっと小さめな魚で練習するのがおすすめです。

今は便利で、「魚の名前 さばき方」で検索すれば動画もWebサイトも山ほど出てくるので、興味本位で一度見てみると意外と楽しいですよ。

時間にゆとりのある時に、魚チャレンジしてみては

ちょっとハードルが高く思える「魚をさばく」。でもやってみれば意外と簡単なんです。
魚屋さんを覗いてみて、なにか気になる魚を見つけたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
平日の魚といえば干物になりがちですが、自分で下ごしらえした魚があれば食卓の幅も広がります。

時間にゆとりのある時に、魚チャレンジしてみては
豆アジの唐揚げ。冷蔵庫で解凍しておき、衣をつけてあげるだけ。
>暮しと、道具と、手仕事と

暮しと、道具と、手仕事と

大切に使い続けることのできる道具と、彩りを添える手仕事で、
気持ちと暮らしをちょっと豊かに。

日々の暮らしがワクワクするような、そんな“モノ”、“コト”との出会いを
この記事でご紹介できたらと願っています。

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