照宝の中華せいろ、選び方と最初の使い方

照宝の中華せいろ、選び方と最初の使い方

ずっと欲しかった中華せいろを買いました。
せいろといえば、な憧れの「照宝」のせいろです。

このせいろを買うまでに3年くらい悩みに悩んでいて、3年ずっと欲しがっていたら、きっとずっと使い続ける熱意があるはず!と意を決しての購入です。

選んだのは竹のせいろ。選び方のポイントは?

横浜の中華街にある「照宝」の店舗に行き、店員さんの丁寧なアドバイスを聞きながら、竹のせいろ 27センチを購入しました。
蓋と身2段、蒸し板、蒸し布2枚で14,000円くらい。

選んだのは竹のせいろ。選び方のポイントは?

せいろの素材選び、そのポイント

店舗には、桧(ヒノキ)、白木、竹、杉の4種類のせいろがサイズ違いでずらりと並べられていました。
うーん、素人にはどれを選べばいいのかわからない。
ということで店員さんにポイントを教えていただきながらせいろ選びです。とってもやさしく丁寧に教えてくださいます。

まず、桧。お値段がとってもお高い。
桧のいい香りに木目がとても美しいのですが、他のせいろの3倍くらいのお値段なので、予算オーバーで最初に候補から消えます。悲しい。

残りの白木、竹、杉の3種類。お値段はそんなに変わりません。

まず、香りがするのは杉です。手に取ったときに杉の香りがします。
これが気になるか、気にならないかがポイント。
蒸しているときに、部屋が杉の香りに包まれるそうです。お肉を蒸したときには、お肉の香りが強くて杉の香りは気にならないそうですが、白いご飯を温めなおすとご飯にほのかに香りがつくそうです。子供は苦手なことがあると店員さんが言っていました。また、組み立てるときに金具を使っていないので、強度も一番弱いそう。

それに比べ、無臭なのは白木と竹。こちらは組み立てに金具を使っています。白木の方が若干軽さがあるが、強度は変わらないそう。
では比較のポイントは?というと、デザインがどちらが気に入るかだそうです。なるほど。

以下は照宝の公式サイトからお借りした画像です。金具がわかりやすい画像を選んだのでサイズが違いますが、竹と白木で金具部分の印象がだいぶ違いました。

サイズ選びのポイントは?

我が家は家族が多く、みんなよく食べるので最初からサイズは27センチか30センチを候補にしていました。ネットだと、21センチは2人向けなんて情報があったので、〇人家族向きは?と聞いてみましたが、店員さんのアドバイスは、何を料理したいかを基準にして選ぶ。でした。

たとえば、魚を1匹切らずに蒸し上げたい。となると、大き目の30センチがいい。
切り身にしていいのならば、大きなサイズにはこだわらず例えば18センチのせいろを人数分買って
1人ずつに1つ出せばいいのだという事でした。なるほどー!

そうして考えてみると、私は茶碗蒸しを1度に蒸しあげたかったので、そばちょこがたくさん入ればOK。あと、7寸(21センチ)のお皿で料理を出すが多いので、そのまま出し入れしやすい27センチ以上がいい。お店にそばちょこはなかったのですが、似たサイズの調理器具を中に並べてサイズ感をチェックさせてくれました。

せいろ選び、サイズは何を選らぶ?
7寸のお皿なら隙間から手が入り、そばちょこなら5個は余裕。ものによっては6個入ります。

そんないろいろなヒアリングとチェックを重ね、選んだのは27センチです。
30センチに比べ、収納に場所を取りにくい&食卓に並べるのにもよさそう。
数センチの差なんですがやっぱり違うんですよね。

店員さんがこちらの立場に立ちながら、丁寧に接客してくださったので、いい選択ができました。

せいろの最初の使い方と、メンテナンス

せいろを買ったとはいえ、調理道具って使い始めが意外と大切。
できるかなー?ネットで調べないと…と思っていたら、せいろを梱包してくれる時にも
使い方の書いた紙をくれるだけでなく、ポイントをしっかりと教えてくれました。

最初は15分、空蒸しすべし

最初は殺菌もかねて15分間、食材も入れずに空で蒸してとのこと。
当たり前ですが、お湯が煮立ったら火は弱めてよし。
強火のままにするとせいろが焦げるから気を付けてねと、おっしゃっていました。

蒸し板があれば、ありもののお鍋でせいろがむせます。この時はやっとこ鍋の21センチで。
蒸し板があれば、ありもののお鍋でせいろがむせます。この時はやっとこ鍋の21センチで。
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せいろは洗うべからず

使用後に食材でせいろが汚れたら、濡れた布で拭けばOK。洗ってはいけない。
こちら、3回くらい言われたので多分せいろの取り扱いの一番のポイントなのかも。
洗ってしまうと、とにかく持ちが悪くなるので注意だそうです。

なるべく棚にしまわない、冷蔵庫の上に置きなさい

せいろは湿気を嫌うので、棚にしまうより冷蔵庫の上に置いて
汚れを被らないように新聞紙や布をかぶせておく方がよいそうです。
どこかの壁にフックでおしゃれにディスプレイもかわいいですよね。憧れます。

長く使わないときはたまに蒸気を当てるててあげる、でもなるべく使ってあげてね

「あまり使わないときは空蒸ししてあげて」と使わないときのアドバイスもいただきました。
そうですよね、その時々のブームってあるもん。とことんいい接客。
「ただ、食材を入れて放っておけばあっという間に料理が完成しちゃうから、
なるべく使ってあげてね」との言葉に、せいろ愛を感じました。

丁寧な接客にせいろ愛が深まる、照宝の中華せいろ

丁寧な接客にせいろ愛が深まる、照宝の中華せいろ
せいろの隣はストウブの24センチのお鍋。27センチの大きなせいろでも他の調理の邪魔になりませんでした。

ネットで、照宝は店員さんがいろいろ相談にのってくれると目にしていましたが
ここまで丁寧に相談にのっていただけると思っていませんでした。
せいろそのものではなく、せいろを買う事に満足できたことがとっても嬉しかったです。

もちろん、せいろその物もとってもいいものでおすすめです。
実際に使った感想も今後発信していきますね。
せいろが気になっているけれど、店舗まで足を運べない方がいたら、
この情報が役立てばうれしいなと思います。

>実際使ってみた感想はこちら

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