この1カ月、数年ぶりに時間に余裕のある日々を過ごしています。余裕が出たことで、ないがしろにし続けていた体の不調のセルフメンテナンスに精を出しています。
近頃、ほぼ毎日行なっているのがお灸。一見ハードルが高そうなお灸ですが、びっくりするぐらい簡単!10分もあればできる手軽さもいいところです。自己流でお灸を楽しんでいましたが、先日せんねん灸のショールームで初心者向けに実施している無料の教室に行ってきました。
お灸とは?
お灸とは、火をつけたモグサをツボに置き温熱で刺激するものです。東洋医学では気血が流れる通路のことを経絡といい、その経絡の要所にあるのがツボなんだそうです。経絡が電車の線路だとするとツボは駅に例えられ、どこかのツボが滞ってしまうと、その経絡の流れが悪くなるため、お灸で温めることでスムーズに循環させてあげるのが目的なのだそうです。この例え、とてもしっくりきてわかりやすかった!
お灸で使われているモグサはよもぎの葉の裏にあるふわふわした絨毛を精製したもので、精製度で熱さが変わるそうです。精製度が低いと熱く、高いと熱さは控えめ。せんねん灸の初心者向けの教室では、温熱レベルが1のものでお試しができました。
セルフお灸の方法
- まずはツボを確認します。ツボの位置はお灸を買った時についてくる説明やWebを見て確認するのがおすすめです。よく、指何本分下などとありますが、人によってツボの位置は違うだめ、ツボの周りを触って肌がかさついているところや凹んでいるところを探すのがいいそうです。私は「足三里」「手三里」「合谷」「三陰交」にお灸を据えることが多いです。
- お灸の台座のシールをはがし手の人差し指に付け、モグサに火をつけます。少し火がつけばOK。あまり燃やしすぎると、モグサが一気に燃えてしまい勿体無いのだそうです。私はそうとは知らず、しっかり火をつけてしまっていました。
- お灸をツボに貼りつけます。お灸の最中、気持ちいいくらいの温熱ならいい感じです。もし熱いと感じたらすぐ外します。外すときは台座が高熱になっているので火傷しないように注意。私は何度かアチチ!となりました。
- 火をつけておよそ5分くらい経つと、温熱が感じられず台座も冷めて来るのでお灸を外します。引っ張っただけでは取れにくいので捻る様にしてはがします。
お灸をするときに気をつけることはいくつかあって、例えばお灸はお風呂の前後30分は避ける。湿った肌にお灸をすえるとかぶれることがあるため乾いた肌にお灸する。1日1回3箇所までを目安にする5分、などがあるそうです。
おすすめのお灸は?
初心者はまずは温熱が低いものから試してみるのがおすすめです。せんねん灸では温熱レベルが1〜5段階まであり、私は温熱レベルの低い1、2のものを使っています。温熱レベル1は「はじめてのお灸 moxa」を。温熱レベル2は「竹生島」を使っています。
なんとなく、熱ければ熱いほど効き目がある気がしますが、心地よいと感じ熱さのお灸を選ぶのが大切。調子が悪いツボほど熱さを感じにくくなるので、熱いと感じるツボは実はそんなに調子が悪くないのだそうです。
他にもサンプルでもらったお灸を試しましたが一番のお気に入りは「はじめてのお灸 moxa」。花、果物、香木、緑茶の香りがありどれも繊細ないい香り。2023年8月から値上げになるので、買うなら7月中がおとく。私も今月中に買い足さなくちゃと思っています。