溝がないすりバチを買いました
台所用品であったら便利だけど、なくても何とかなるものを買うとき、めちゃくちゃ悩みます。あまりモノを増やしたくないたちなもので1、2年悩むなんてザラ。
「すりバチ」も私の中でそのポジションにあるアイテムで、もう10年くらい買うかどうか悩み続けました。我ながら長すぎるだろうと思いますが、悩んじゃうものは仕方がない。
よだれ鶏のタレ作りで花椒をすりつぶすときに「あぁ、コップの底で花椒をすりつぶすのって疲れるなぁ。こんな時すりバチがあったら…」とすり鉢に思いを馳せ、胡麻和え用にすりごまを買うとき「すりバチがあれば、いりごまだけで済むのになぁ」と思い続けてきました。
はじめは、すりバチを買うなら小さ目のものでコスパを重視して100均で探そうと思っていたのですが、それがどういったわけかかもしか道具店の「溝のないすりバチ」を買っておりました。「溝がないから素材がつまらない」という点と素朴な佇まいにひかれてAmazonでポチっ。お値段は税込4,170円(2024年1月時点の価格です)。100均で済ませようと思っていた私はどこへ…?
「かもしか道具店のすりバチ」は溝がなくてもちゃんとすれる
私が購入したのは中くらいのサイズのもの。一番小さいスパイスすりバチは器として使うには小さい。大きめじゃなくても事足りそう、ということで中くらいをチョイス。
すりバチといえば何本もの溝があるのが当たり前と思っていましたが、かもしか道具店のすりバチはその名前の通り溝がありません。溝がなくても表面がざらざらしていることでちゃ~んとすれるんです。
すりバチで炒り胡麻を擦ると、香ばしいにおいがふわ~っとひろがります。市販のすりごまよりずっと濃いにおい。においだけでおいしそう!器自体にずっしりとした重さがあるので、安定してすれました。
これ1つあれば、蒸かした芋をつぶしたり、卵をつぶしてタルタルソースを作ったり、すりバチのなかでごはんにおかかやじゃこ、ゆかりを混ぜたりと「擦る」以外にもいろいろ使えます。
胡麻和えを作ったらそのまま食卓へ。器としても大活躍
道具としてだけではなく、器としても使いやすいのが魅力。胡麻を擦ってほうれん草などの野菜と調味料をすりバチの中で和えたらそのまま食卓へ。食卓に出しても様になるんです。
胡麻和えだけではなく煮物やお浸しを入れたりと活用の幅が広がります。
溝につまらないから洗いやすい
溝がないメリットは洗いやすいこと。溝がないから何かが挟まることもなくスポンジでさっと洗ってきれいになるのがいいところ。洗った後、布巾に伏せて置いたらかわいい「かもしか」のマークが。こういうの好きだなぁ。
このすりバチは我が家の毎日の食卓で大活躍。お浸しなど簡単なものでも様になり、なんだかおいしそうに見えてくる、そんなすりバチでした。