夏に旬を迎える果物は数あれど、私のナンバーワンは桃。甘くて芳醇なにおいがたまりません。
数年前、SNSで話題になった「桃モッツァレラ」は、いまではすっかり我が家の夏の定番メニューです。にもかかわらず、今年は桃を買った回数は多いのに、おいしすぎてモッツァレラと合わせる前に食べてしまい、まだ一度も作っていませんでした。
「これを食べないと夏が終われない」と、夏が終わる前に桃モッツァレラを作りました。
桃はぐるっと1周切れ目を入れて、両手で持ちぐるっとひねり回すようにして割ります。桃もアボカドのように種が取れると知ったのはここ数年。この方法を知る前までは、皮をむき、種の周りの果肉をこそげ取るように切っていたので、種にたくさん身が残りもったいないなぁと思っていたんです。私の中ではちょっとした革命でした。
さて、桃をくし切りにしたらお皿に盛り付け、レモン汁を絞ります。その上に、モッツァレラチーズをちぎり、レモンの皮をすりおろしたものをパラパラかけて、塩、山椒、オリーブオイルをたらっとかけたら完成です。
去年までは黒胡椒をガリガリひいてかけていましたが、山椒が合うということを知り試してしてみました。山椒の爽やかな風味が桃のフルーティーさに想像以上にすごく合う!黒胡椒よりも大人味な印象です。
桃はそのまんまでとってもおいしいのですが、目先を変えたいときや来客時におすすめ。やわらかくてトロッとした食感の桃とミルキーなモッツァレラが抜群の相性。さらに塩が味を引き締め、山椒がアクセントを加えてくれて、パクパク食べれて止まらなくなります。
白桃の旬も残すところわずか。旬のうちにぜひ桃モッツァレラを試してみてくださいね。