お皿が好きで、10年位前からコツコツとお皿を収集しています。
見た目も味のうちといいますが、その料理に合ったお皿に盛りつけると、本当においしさが増しますよね。趣味に合ったお皿って素晴らしいです!
でも長年使っていると割ってしまったり、ふちが欠けてしまったりすることもあって…。気に入って買ったものだし、中にはプレゼントにいただいた大切なお皿もあるので、いつか金継ぎで修復するぞ!と思い、数年間割れたお皿を集めておきました。
今回は見様見真似で金継ぎで修復したお皿をご紹介します。素人金継ぎでどこまで行けるか、金継ぎが気になっている方の参考になればと思います。

金継ぎのやり方は2択
まず金継ぎしたいと思ったら①金継ぎのプロに修復を依頼する、②金継ぎキットなどを使って自分で修復する、の2つの選択肢があります。プロにお願いするのが確実ですが、知り合いに自分で金継ぎしている人や、家族に金継ぎをしてもらう人、店内で金継ぎしている飲食店があったので、金継ぎって自分でできるものなんだって思っていたんです。
最初からプロにお願いすると今後も絶対プロにお願いしてしまう気がしたので、今回は勇気を出して自分で金継ぎしてみることにしました。失敗したらどうしよう、、、と正直ドキドキです。
ネットで買える金継ぎキットで修復
金継ぎの道具はネットでセット売りしています。
内容はよくわからないけど、とりあえずセット買えばよいのでしょう?くらいの気持ちで購入しました。こんな感じのやつです↓
漆を使わないで接着剤でつけるタイプのものもありますが、今回はちゃんと漆のキットを購入しています。
金継ぎにはびっくりするくらい時間がかかる!
金継ぎセットについていた説明書を見てびっくりしたのですが、1つの工程を終えたら3~4週間寝かせる、次の工程が終わったら2週間寝かせる、みたいなことが続くので修復全体で3~4カ月かかるんですね。さらに完成後3カ月くらい寝かせると強度が増すとの記事もWebで見つけて、半年くらいかかってようやくお皿が使えるように…!
なんでもサクッと修復してしまう、直らなければ廃棄してしまう現代人からすると、かなりびっくりする時間のかけ方でした。ものを大切に使うって、こういうこともあるのかと心が洗われた気持ちでした。
金継ぎの完成品はこちら




遠目に見ると良い感じにできました!でも近くで見ると、がっつり割れていて立体的な小鉢はちょっとガタついていて、いまいちかも…。
敗因は最初に破片同士をくっつけた際の漆の固さな気がします。紙の説明書だけだと固さの程度が分からなくてなんとなくで使用してしまったのですが、あとでYouTubeで調べてみたら、もっと弛めにしてよかったようです…!次からはYouTubeで調べながらやろうと心に誓いました。
金継ぎの感想はただただ、楽しかった!
ちょっといまいちな仕上がりのお皿もありますが、時間をかけて使えるまで仕上げたので愛着がわきますね。不格好も我が子ならかわいいものです。
仕上がりでいうとやっぱりプロに依頼するのがいいのでしょうが、細かな作業と着々と仕上がっていく工程が楽しいので、またお皿が割れたら溜めておいて自分で金継ぎしようと思います。
金継ぎ教室とかもあるらしいので、いずれ手習いに通ってみるのも楽しそう!