新生姜。いろんな楽しみを漬け込む。

新生姜。いろんな楽しみを漬け込む。

5月から6月ごろに出回る新生姜。
新生姜を見つけると、毎年、甘酢漬けを漬けています。
今年もつけようと買った新生姜ですが、気に入った漬物鉢が手に入ったおかげで、甘酢漬けになる前に浅漬けに使われて、美味しく食べられてしまいました。

気に入った漬物鉢の話はこちら

新生姜の季節が終わってしまうと困るので、再び新生姜を買ってきて甘酢漬けにします。
食欲に負けてうっかり食べてしまわないように、我慢我慢。
今回はそんな、新生姜をつける手仕事をご紹介します。

新生姜。いろんな楽しみを漬け込む。
新生姜とみょうがの甘酢漬け。きれいな色に漬けられるとうれしさが。

今年の挑戦。新生姜をいろいろな味に。

慌てて買った新生姜、家でその大きさを見てみると思っていたより大きく、全部を甘酢漬けにするには量が多すぎました。あわてて他のレシピを探します。そして作ったのが以下の3つ。

  • 本命、新生姜の甘酢漬け
  • ご飯のおともに。新生姜でおかず生姜
  • なんておしゃれな、自家製ジンジャーシロップ

まずは本命の甘酢漬け

薄くスライスした生姜をさっと茹でて、水気を絞ってから甘酢に漬け込みます。今年は野菜室にあった茗荷も一緒に下茹でして甘酢の中に。1日漬け込めばもう食べられます。冷蔵庫で保存すれば、夏の間の箸休めにぴったりです。

新生姜の甘酢漬けは、さっと湯がいてから甘酢に漬け込む。
新生姜の甘酢漬けは、さっと湯がいてから甘酢に漬け込む。

ご飯のおともに。新生姜でおかず生姜

おかず生姜はみじん切りにした生姜の醤油漬けです。ご飯や冷ややっこに乗せるとおいしくて、市販品もよく見かけますが、手軽に安く作れるので私は自分で作ります。でも新生姜で作るのは今回が初めて。食べるときに鰹節と和えると汁気を良く吸ってくれるうえ、旨味もプラスしてくれます。必ずつけ汁が余りますが、これは生姜の風味が効いた万能調味料。生姜焼きの調味料にしたり、お刺身を漬けにしても美味しいですよ。

なんておしゃれな、自家製ジンジャーシロップ

そして、ジンジャーシロップ。今まで自分で作るっていう発想がなかったんですが、考えてみれば自分で作れるなと目から鱗。

梅酒をつけたときに余った氷砂糖に、鷹の爪、黒コショウのアクセントを入れます。翌日には氷砂糖が溶けて使える状態に。シロップにピリッとした辛味がありとても美味しい〜!炭酸で割るのはもちろん、かき氷にかけて食べても美味しい!生姜も一緒に食べると、砂糖の甘さがしっかりしみ込んだ生姜がおいしいだけでなく、体も温めてくれます。
新生姜で作ると、生姜自体が柔らかくて食べやすいのがうれしい発見。レモンやリンゴを一緒に漬け込むレシピもあるみたいです。次回はレモンとつけたいな。

胡椒と鷹の爪をピリリときかせたジンジャーシロップ。
胡椒と鷹の爪をピリリときかせたジンジャーシロップ。甘酢漬けより簡単にできる。

旬の味を長く美味しく

旬の食材にひと手間加えて、長くおいしく食べられる工夫をするって、なんだかとってもぜいたく。仕込んでいる時間は楽しいのはもちろん、うまくできるかドキドキハラハラ。おいしくできると、手間暇を惜しまず手仕事した自分をほめたくなります。

毎日忙しく時間に追われてしまう事ばかりですが、こういう手仕事の時間が気持ちを少しゆったりさせてくれます。

旬の新生姜を長く美味しく
>暮しと、道具と、手仕事と

暮しと、道具と、手仕事と

大切に使い続けることのできる道具と、彩りを添える手仕事で、
気持ちと暮らしをちょっと豊かに。

日々の暮らしがワクワクするような、そんな“モノ”、“コト”との出会いを
この記事でご紹介できたらと願っています。

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