天草で簡単、涼やかなデザートを

暑い日が続いていますね。
ここまで暑いと外出する気も起きず、家の中にこもってしまいます。

なんだか気分の上がることをしたいなぁなんて思うのですが、あまり時間がかかって手間暇がかかることはしたくない。そんな都合良いことを考えながら、食品棚をチェックしていたら、旅先で購入した天草を見つけました。

子どもも夏休みに入って暇を持て余しているので、家にあった天草を使って簡単でかわいらしいデザートを作ることにしました。

買って忘れていた天草をみつける

旅行先で購入した天草。食品棚の奥の方にいてすっかり忘れていました。昔は港町にある祖母の家で出てくる寒天といえば、天草を煮詰めて作ったもの。ゼリーとは違う弾力が子供ながらにおいしかったことを思い出し天草を買ったのに、買って満足し作ることを忘れてしまっていました。

せっかくだからと、子どもと一緒に寒天作りです。

寒天の作り方はすごく簡単

鍋で沸騰させたお湯2Lに、お酢大匙2、さっと水洗いした天草30gを入れて、あとは弱火でコトコト40分間煮るだけ。途中で出てくるアクをたまに取ってあげます。煮終わったら天草を濾して容器に入れて冷蔵庫で冷やすだけ。とっても簡単にできあがりです。
もちろん棒寒天や粉末寒天を使ってもいいですが、天草を使うとぐっと作った感が出るのがうれしいですよね。

今回は熱いうちに三温糖を溶かして、色付けにかき氷のブルーハワイといちごシロップをいれてカラフルにしました。天草の量が少ないレシピにしたので、弾力がある寒天というよりは柔らかなゼリーに近い仕上がりでした。弾力ある寒天がいい方は、天草の量をもう少し増やした方がよいと思います。

涼やかな見た目に子ども大喜び

固まった寒天は適当な大きさにカットして、サイダーを入れて涼しげなドリンクにしました。
寒天のやさしい甘みと独特の香り、さらにサイダーのしゅわしゅわとはじける感触が、口の中を楽しませてくれます。子どもは「きれい!」と大喜びです。

せっかくだから、一度天草で寒天を作ってみては

小さい頃、天草から寒天を煮ている祖母の姿を見て、こんな海藻でなんで水が固まるんだろう?と不思議に感じていた感覚を思い出しました。大人になっても、コトコトと煮るだけで寒天になるなんてやっぱり不思議だなって思います。
子どもたちもこの不思議な感覚を味わってくれたかな?大人になったときにふと思い出してくれるかな?と思うと、天草を買っておいてよかったなと思った夏の日でした。

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